こんにちは、ガジェットブロガーのノリ(@noriblog_g)です。
以前、中国のオーディオメーカーである「OneOdio(ワンオーディオ)」様より、S2というワイヤレスヘッドホンをご提供いただきました。
【OneOdio SuperEQ S2レビュー】低価格ながらANC搭載・高音質のワイヤレスヘッドホン
今回もこちらのOneOdio様より、新たに「A30」というワイヤレスヘッドホンをご提供頂きましたので、ご紹介させていただきます。
公式サイト:https://oneodio.jp/
OneOdioは1万円以下の低価格で買えるヘッドホンを多数販売していますが、A30はその中でも特に高性能な上位モデルとなっています。
ここでは、そんなA30の多数の商品画像や特徴、使い方、使ってみてわかったメリット・デメリットなどを総合的に解説していきます。
特に低価格帯で良いヘッドホンをお探しの方には参考になると思いますので、ぜひ最後までお読みください!
ノリ
もくじ
OneOdio A30のスペック
まずはOneOdio A30のスペックから見ていきましょう。
サイズ | 約W16 × D8 × H20 cm |
重量 | 278g |
タイプ | オーバーイヤー型 |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
対応コーデック | AAC |
連続再生時間 | Bluetooth・ANCオン:最大15時間 Bluetooth:最大25時間 ANCのみ:最大45時間 |
充電端子 | USB Type-C |
防水性能 | × |
マルチペアリング | ○(マルチポイント対応) |
ノイズキャンセリング | ○ |
マイク | ○(CVC8.0 NC) |
付属品 | ポーチ 充電用USB-Cケーブル 3.5mm AUXケーブル 飛行機用アダプター 取扱説明書 |
カラー | ブラック |
保証期間 | 最大24ヶ月 |
OneOdio A30の魅力をまとめると以下の通りです。
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載
- AACコーデック対応
- 急速充電・長時間再生可能
- マルチポイント対応
それぞれ詳しくご説明します。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載
OneOdio A30は周囲の音を低減する「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」を搭載しています。
ノイズキャンセリングはかなり強力で、その低減効果は26dB±3となっています。
以下の騒音レベルの目安をご覧いただければ、その低減効果をイメージしやすいかと思います。
dB(デシベル) | 音の例 |
30dB | ささやき声 深夜の郊外 |
40dB | 図書館 深夜の市街地 |
50dB | 静かな公園 静かなオフィス |
60dB | 普通の会話 静かな乗用車 |
70dB | 掃除機 騒々しい事務所 |
80dB | 走行中の車内 救急車のサイレン |
90dB | カラオケ店内 走行中の地下鉄内 |
最大で30dB近く低減できるので、
- 「走行中の地下鉄内の音」→「静かな乗用車の音」
- 「普通の会話」→「ささやき声」
くらいまで騒音を抑えらえるということになります。
日常で気になりやすい音を、ほとんど気にならないレベルまで抑えられちゃいますね!
ノリ
AACコーデック対応
OneOdio A30は高品質コーデックである「AAC」に対応しています。
同じくAAC対応のスマホなどを使うと、Bluetooth製品に標準搭載されているコーデックである「SBC」と比べて、高音質で音楽を聴くことができます。
AACは主に、iOSを搭載したiPhoneやiPadに対応している他、一部のAndroid端末やパソコンにも対応しているものがあります。
AAC搭載のデバイスを使っている方にはメリットが大きいのでおすすめです。
急速充電・長時間再生可能
OneOdio A30は、USB Type-Cによる急速充電が可能で、約2.5時間で満充電が可能です。
また、搭載されているチップセット(Qualcomm QCC3003)の特徴である省電力性により、長時間の使用もできます。
スペックのところでも先述しましたが、最大使用時間はモードごとに異なり、以下のようになります。
モード | 連続使用時間 |
Bluetooth・ANCオン | 最大15時間 |
Bluetooth | 最大25時間 |
ANCのみ | 最大45時間 |
Bluetooth接続でANCをオンにしたままでも、起きてる間一日中使えてしまいますね。
どのモードでも、充電切れをほぼ気にせずに使えるでしょう。
「ANCのみ」は、電源を入れず、ANCスイッチのみをオンにした状態のことです。
マルチポイント対応
OneOdio A30は、マルチペアリングをより強化した「マルチポイント」に対応しています。
1台のBluetooth製品に、複数のスマホなどのデバイスを同時に接続できる機能
マルチペアリングとの違いとして、マルチペアリングの場合は、複数の端末を登録することはできても、同時に接続することはできませんが、マルチポイントでは同時接続が可能になります。
仮にOneOdio A30と2台のスマホが接続されているとしたら、どちらのスマホに電話が来ても、OneOdio A30で着信を受けられます。
また、1台を音楽再生用、もう1台を通話用として使い分けることもでき、自由度が高くなるので便利です。
OneOdio A30レビュー①:開封・外観をチェック!
OneOdio A30の開封の様子と外観写真をご紹介します。
多数の画像を撮影しましたので、ぜひ順番に見ていってください。
パッケージ
まずはパッケージからご紹介していきます。
パッケージ表面。
ヘッドホンの写真とモデル名、アクティブノイズキャンセリングなどについて記載されています。
パッケージ裏面。表面以外は全面シルバーカラーとなっています。
こちら側には製品のスペック、パッケージ内容、メーカーの連絡先などの詳細が記載されています。
パッケージ右側面。
パッケージ左側面。
製品の特徴などがいくつか記載されています。
パッケージ上面。
開封・内容物
開封の様子と内容物をご紹介します。
パッケージを開けると、ヘッドホン本体が入ったポーチが早速現れます。
パッケージに入っていた内容物です。
左から、ポーチ(ヘッドホン)、ケーブル類、取扱説明書です。
ケーブル類の詳細です。
左から、USB-C充電ケーブル・3.5mmオーディオケーブル・飛行機用デュアルジャック変換アダプタです。
本体
ヘッドホン本体を詳しくご紹介していきます。
ヘッドホン本体。
シンプルでかっこいいデザインです。
カラー展開はこちらのブラック一色のみとなっています。
ヘッドホンはこのように折りたたむことができ、収納ポーチに入れることができます。
イヤーパッドは低反発クッションの効いたソフトレザー製です。
左右のドライバー部分にはそれぞれL・Rの表記があり分かりやすいです。
ヘッドホン右側面。
中央にOneOdioのロゴがあり、周囲はレコード盤のような溝があります。
ヘッドホン左側面。反対側と同じです。
ヘッドホン右側下部。
上がANCのスイッチで、下がUSB-C充電端子です。
ヘッドホン左側下部。
電源のオン・オフや音量調整などができる操作ボタン、有線接続ができるオーディオポートがあります。
詳しい操作方法については後述します。
ノリ
ヘッドバンド内側はクッションが効いており、頭を柔らかく包み込んでくれます。
イヤーパッド同様に質感が良いです。
ヘッドバンド外側にはOneOdioのロゴが入っています。
ロゴの向きを見れば左右が分かるのも意外と便利です。
ノリ
ヘッドバンド外側端にはOneOdioのロゴがあります。
反対側も同様です。
ヘッドバンド右内側には各種マークと中国製の記載があります。
ヘッドバンド左内側にはOneOdioのロゴと、モデル名の「A30」が記載されています。
イヤーパッドは前方90°まで回転します。
さらに上下にも50°まで回転するため、フィット感が高まります。
このように内側に曲げることで、ヘッドホンを折りたたむことが可能です。
ヘッドバンドは約3mm刻みの8段階で調節できます。
5mm刻みの目盛りが入っており、左右の長さを揃える時に便利です。
サイズ・重量
サイズと重量も測ってみました。
幅:約16mm。
高さ:約20cm。
重量:278g。公式スペック通りです。
OneOdio A30レビュー②:使い方(ペアリング方法・操作方法)
OneOdio A30のペアリング方法や操作方法についてご説明していきます。
ペアリング方法
まずはペアリング方法からご説明します。
画像はiPhoneを使った場合の解説になります。
ヘッドホン左側下部にある3つのボタンのうち、中央の電源マークが書かれたMFB(マルチファンクション)ボタンを3秒間長押しします。
LEDランプが青と赤に高速点滅したら、ペアリング待機状態になります。
「設定」→「Bluetooth」をタップします。
ヘッドホンがペアリング待機状態に入ると、下部「その他のデバイス」一覧に「OneOdio A30」と表示されるのでタップします。
「未接続」が「接続済み」に変わり、「Connected.」という英語のアナウンスが流れます。これにて接続完了です。
一度登録すれば、以降はヘッドホンの電源を入れるだけで自動的にペアリングします(自動ペアリング機能)。
ペアリングの手順はたったこれだけです。すぐに音楽を聴き始めることができます。
ノリ
操作方法
OneOdio A30の操作方法は以下の通りです。
- 電源ON/OFF:MFBボタンを3秒間長押し
- 音量+/-:+/-ボタンを1回押す
- 曲送り/曲戻し:+/-ボタンを長押し
- 停止/再生/応答/終了:MFBボタンを1回押す
- 拒否/Siriの呼び出し:MFBボタンを2回押す
- ANCオン/オフ:ANCスイッチをスライド
ANCスイッチをスライドしてオンにすると、緑色のランプが点灯します。
OneOdio A30レビュー③:使ってみた感想とメリット・デメリット
OneOdio A30を使った個人的な感想を、メリット・デメリットに分けてご紹介していきます。
メリット
まず、使ってみて感じたメリットは以下の通りです。
- 音質が良い
- ANCが強力
- フィット感が良い
それぞれ見ていきましょう。
メリット①:音質が良い
まず音質についてですが、1万円クラスのヘッドホンに劣らない良い音だと思います。
特に良いと思ったのは中音域で、低音、高音に埋もれることなく際立って鳴ってくれます。
また、ボーカルと楽器が打ち消し合わずにしっかり聞こえるので、ポップスやロックが好きな方にはおすすめです。
低音は重すぎない引き締まった音、高音は刺さらない自然な音なので、バランスが良く聴いていて疲れません。
バリバリの重低音やドンシャリが好みの方にはあと一歩足りないかな、という印象です。
メリット②:ANCが強力
気になる方も多いANCの性能ですが、OneOdio A30のANCはかなり強力です。
扇風機やエアコンの音は完全に消えますし、スマホを近くに置いて大音量で鳴らしている音は少し遠くで鳴っているように聞こえます。
ただ、ANCをオンにすると若干ホワイトノイズが聞こえるため、ホワイトノイズに敏感な方、苦手な方は注意した方がいいかもしれません。
音楽を聴いているとホワイトノイズは全く気にならなくなります。
メリット③:フィット感が良い
OneOdio A30のフィット感は良好で、装着中にずれてくるということは全くありません。
以下のように様々な工夫が凝らされているおかげでしょう。
- イヤーパッド・ヘッドバンドのクッション性の高さ
- ハウジングが上下左右に動く構造
- イヤーパッドの内径がちょうど耳が収まるサイズ感
OneOdio A30の基本的なパーツはプラスチッキーで、コストダウンが図られている感じが否めませんが、クッションなどの重要な部分にはしっかりコストをかけているのが見て取れます。
音質や装着感については手を抜いていないという感じが素晴らしいですね!
ノリ
デメリット
次に、使ってみて残念だと思った点は以下の通りです。
- ANCで音質が落ちる
- 長時間の使用には向かないかも
それぞれ見ていきましょう。
デメリット①:ANCで音質が落ちる
OneOdio A30のデメリットとして、ANCをオンにして音楽を聴くと、音質がかなり低下します。全体的に音は軽くなり、音量も小さくなります。
特に低音の変化は分かりやすく、低音が強めの曲でも厚みは失われます。耳を凝らさないとまともに鳴っているか分からないほどに感じることもありました。
中高音は透き通った感じがなくなり、ボーカルや楽器の音も人工的な感じになってしまいます。
音楽を楽しみたい時にはANCを使わず、音質を追求しないヒーリングミュージックなどをBGMとして使うと良い感じです。
デメリット②:長時間の使用には向かないかも
OneOdio A30のもう一つのデメリットとして、長時間の使用はあまりおすすめできないと感じました。
理由は以下の通りです。
- イヤーパッドの側圧がやや強め
- イヤーパッドの通気性が通気性が高くないので蒸れやすい
まず、イヤーパッドの側圧はやや強めで、個人的にはちょうど良くて好きなフィット間なのですが、30分くらい着けていると一度は外したくなります。
通気性は決して高いとはいえず、この記事を書いている9月の残暑厳しい日に使うと、10分くらいで蒸れてきて暑苦しくなってきます。
「涼しい部屋で、なるべく短時間のリスニングで使う」というのが理想的な使い方だと思いました。
ノリ
OneOdio A30レビューまとめ
OneOdio A30の開封の様子から使い方、メリット・デメリットまで詳しくご紹介していました。
ANCをオンにした状態で音楽を楽しむのは少々厳しいですが、それ以外については大きな不満ありません。
間違いなくコスパは良く、この価格で高音質・強力なANCのあるワイヤレスヘッドホンを販売できるのは本当に驚きです。
これからヘッドホンに手を出してみたいという方には特におすすめの1台ですので、気になった方はぜひ以下よりご購入ください。
公式サイト:https://oneodio.jp/
OneOdio A30のレビュー記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ノリ