こんにちは、ガジェットブロガーのノリ(@noriblog_g)です。
中国に本社を置くメーカーの「Baseus(ベースアス)」様より 「S1 Pro」というモデルの完全ワイヤレスイヤホンをご提供いただいたのでご紹介します。
Baseusは2011年に設立された、急成長中のガジェットメーカーで、イヤホンの他にもヘッドホンや充電器、モバイルバッテリーなどの豊富なラインナップを取り揃えています。
今回頂いたS1Proは、Baseusが販売するワイヤレスイヤホンの中でも、高性能なモデルでありながら、約6,000円と手に入りやすい価格となっています。
本記事では、そんなS1Proの多数の商品画像や使い方、実際に使ってわかったメリットやデメリットまで、総合的に解説しますので、是非最後までお読みください。
最近では、1万円以下で買えるANC・外音取り込み機能を備えた高機能なものが続々と登場していますので、その中で迷われている方には特に参考になると思います。
ノリ
目的別に選べる完全ワイヤレスイヤホンおすすめ記事をまとめました。ぜひ合わせてお読みください。
・タイプで選ぶ
・ブランドで選ぶ
SOUNDPEATS(サウンドピーツ)の完全ワイヤレスイヤホン
・価格で選ぶ
もくじ
Baseus S1 Proのスペック
まずはBaseus S1 Proのスペックから見ていきましょう。
サイズ | ケース:W61 × D46 × H24mm |
重量 | イヤホン(片耳):3.6g ケース:46g |
タイプ | カナル型 |
Bluetoothバージョン | 5.2 |
対応コーデック | AAC |
連続再生時間 | 本体のみ:最大約7時間 ケース合計:最大約28時間 |
充電時間 | 約1.5時間(ワイヤレス充電:約2時間) |
充電端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ |
防水性能 | IPX5 |
マルチペアリング | × |
ノイズキャンセリング | ○(ANC) |
マイク | ○ |
付属品 | USB Type-Cケーブル イヤーピース各種1セット(S・M・L) |
保証期間 | 12ヶ月 |
Baseus S1 Proの主な特徴をまとめると以下の通りです。
- ANC・外音取り込み機能搭載
- Bluetooth5.2採用
- ワイヤレス充電対応
- 片耳3.6gで超軽量
それぞれ詳しくご説明します。
ANC・外音取り込み機能搭載
Baseus S1 Proは、通常モードのほか「ANC(アクティブノイズキャンセリング)」「外音取り込み機能」の計3つのモードを備えています。
アクティブノイズキャンセリングを使えば、街中や電車などの公共交通機関でストレスになる騒音を抑えてくれるので、より音楽が聴きやすくなります。
また、作業や勉強をする際に使えば、気になる周囲の音を抑えることで、集中力をアップさせることも可能です。
逆に、外音取り込み機能を使えば、周囲の音をより聞こえやすくすることができます。
ランニング中など、周りの音に気を払いたい時に使うと、安全を確保できるので便利です。
Bluetooth5.2採用
Baseus S1 Proは2021年9月現在、Bluetoothの最新バージョンである5.2を採用しています。
Bluetooth5.2には新しいオーディオ技術の「LE Audio」という規格が追加されました。
「LE Audio」の主な特徴は以下の通りです。
- ハイレゾ音源対応
- 高音質データを省電力で再生可能
- 複数のデバイスへ音声を送信可能
これらの恩恵を受けるには「Bluetooth5.2に対応したデバイス」に接続する必要がありますが、そのようなデバイスはあまりなく、まだまだ普及に時間がかかると思われます。
とはいえ、現状では多く普及している、Bluetooth5.0対応のデバイスであれば、通信速度・距離ともに飛躍的に性能が高くなります。
ワイヤレス充電対応
Baseus S1 Proはワイヤレス充電に対応しています。
ワイヤレス充電規格の「Qi(チー)」に対応したワイヤレス充電器や、モバイルバッテリーなどがあれば、イヤホンケースを置くだけで充電ができます。
ワイヤレス充電での充電時間は約2時間で、28時間分の再生が可能となります。
イヤホン単体での再生時間は約7時間なので、ケースに入れることで、イヤホンを3回分フル充電できる計算です。
一度ケースを充電してしまえば、外出中に充電器を持ち歩かなくても、イヤホンもケースにしまうだけが充電ができます。
数日間の滞在であっても、充電ケースを充電せずに使い続けられますね!
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片耳3.6gで超軽量
Baseus S1 Proのイヤホンの重量は、片耳約3.6gです。
3g代のものはあまり多くなく、これはワイヤレスイヤホンの中では最軽量クラスといえます。
完全ワイヤレスイヤホンは0.5gや1gの差であっても、長時間つけていると、重いものの方がはっきりと疲れを感じるのが分かります。
Baseus S1 Proは軽い上に、耳の穴を完全に塞がない構造のため、長時間つけていても快適な仕様になっています。
Baseus S1 Proレビュー①:開封・外観をチェック!
Baseus S1 Proの開封の様子と外観写真をご紹介します。
多数の画像を撮影しましたので、ぜひ順番に見ていってください。
パッケージ
パッケージからご紹介していきます。
パッケージ表面。
黒を基調とした、シンプルでかっこいいデザインです。
パッケージ裏面。
製品のスペックなどが記載されています。スペックは日本語を含む6ヶ国語で記載。
日本語以外では、英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語で記載されています(後述のメーカー名や説明書も同様)。
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パッケージ上面。
こちらも各国の言語でメーカーの情報と、各種マークが記載されています。
パッケージ底面。
製品の特徴が記載されています。
開封・内容物
開封していきます。
内箱を横にスライドして取り出します。
内箱は黒一色です。
内箱を開けると、イヤーピースや装着方法についての説明が書かれた、簡易的なカードが現れました。
写っているものが全ての内容物です。
左が本体と付属品です。
右側は左上から順に、説明書、操作手順が書かれた紙、前述のカード、保証書です。
付属品
本体の前に、まず付属品から見ていきましょう。
上の黒い紙の中には2つのものが入っています。
左下のUSBケーブルと、右下のイヤーピースです。
USBケーブル。
Type-Cとなっており、急速充電が可能です。
付属イヤーピース。
上から順にL・M・Sサイズです。
Mサイズは最初から本体に装着された状態になっているので、外して撮影しました。各1セットです。
本体
ケースとイヤホン本体を細かくご紹介していきます。
ケース。下部にBaseusのロゴが入っています。
あまり見かけない、メタリックブルーのカラーがおしゃれです(公式でのカラー表記はブルー)。
中央のあたりがワイヤレス充電の認識エリアになっており、前面を下に向けて置くことで充電できます。
ケース背面。
中央やや下にある丸いボタンを押すと、バッテリー残量が確認できます。
ケース上面。
こちらは何も書いてありません。
ケース底面。
中央がUSB-C充電端子です。
一番左が充電ランプになっています。
画像は背面のボタンを押した後、ランプが光っているところです。
ケースのフタを開けた状態。
ケースを立てようとしても、自立せずに倒れてしまうので手で押さえています。
横から。
細部までしっかりとブルーです。
イヤホン本体。
ケースと違ってメタリックカラーではなく、ネイビーブルーカラーです。
軸部分があり、カナル型のため、AirPods Proによく似たデザインです。
軸部分。よく見るとこの外側の部分だけケースと同じようにメタリック調です。
一番上にある穴がノイズキャンセリング用のマイク、その下あたりがタッチセンサーエリアになっています。
下のほうで白く光っているランプは、ペアリング待機状態の時だけ光ります。
イヤホン正面。
イヤホン上面。
小さな穴が空いていますが、こちらは説明書に記載がありませんでした。
おそらく外音取り込み用のマイクかと思われます。
軸部分にはL・Rの表記があります。
印字が消えてしまわないか心配です。
軸部分の先端です。
上の穴が通話用マイク、下がケースに入れた時にくっつく充電マグネットです。
イヤーピースを外した状態。
ノズル・付属イヤーピースの形状は楕円形となっています。
サイズ・重量
念のためサイズと重量も測りました。
まずはケースのサイズから。
幅61mm。
奥行46mm。
高さ(厚み)24mm。
次にイヤホン本体のサイズです。
幅21mm。
高さ33mm。
次に重さを見ていきましょう。
ケース(イヤホン込み)の重量は46gです。
イヤホン本体のみのサイズです。
こちらのスケールでは小数点以下は測れないため4gとなっていますが、公式スペックでは3.6gとなっています。
Baseus S1 Proレビュー②:使い方(ペアリング方法・操作方法)
Baseus S1 Proの使い方についてご説明していきます。
ペアリング方法
まずはペアリング方法からご説明します。
画像はiPhoneを使った場合の解説になります。
「設定」→「Bluetooth」をタップします。
イヤホンを充電ケースから取り出すと、下部「その他のデバイス」一覧に「Baseus SIMU S1 Pro」と表示されるのでタップします。
「未接続」が「接続済み」に変わり「ピッ」という音が流れます。これにて接続完了です。
一度登録すれば、以降はケースから取り出すだけで自動的にペアリングします(自動ペアリング機能)。
ペアリングの手順はたったこれだけです。ペアリング完了時の音がシンプルでいい感じ。
ノリ
操作方法
Baseus S1 Proの操作方法は以下の通りです。
- 再生/一時停止:左右どちらかのタッチセンサーを素早く2回タップ
- 次の曲の頭出し:右側のタッチセンサーを素早く3回タップ
- 前の曲の頭出し:左側のタッチセンサーを素早く3回タップ
- 着信/切断:左右どちらかのタッチセンサーを2回タップ
- 着信拒否:左右どちらかのタッチセンサーを長押し
- 通常/ANC/外音取り込みモード切り替え:左右どちらかのタッチセンサーを長押し
デフォルト(イヤホンからケースを取り出した状態)はANCモードになっています。
モード切り替えの順番はANC→外音取り込み→通常モードの順番でループします。
Baseus S1 Proレビュー③:使ってみた感想とメリット・デメリット
Baseus S1 Proを使った個人的な感想を、メリット・デメリットに分けてお伝えしていきます。
メリット
まず、使ってみて感じたメリットは以下の通りです。
- バランスが良く聴き疲れしない
- 外音取り込み機能が優秀
- 軽くて長時間使える
- タップ操作がしやすい・分かりやすい
それぞれ見ていきましょう。
メリット①:バランスが良く聴き疲れしない
Baseus S1 Proで音楽を聴いてみましたが、バランスの取れたフラットな音という印象です。
中〜高音域が非常にクリアで、ボーカルや、ギターなどの楽器の伸びが良いため、ポップスやインストに向いているのではないかと思います。
低音は控えめですが、決して弱すぎることもなく、自然な感じなので聞いていて疲れません。
「長時間快適に聞いていたい」という方や「不自然に強調された音は疲れる…」という方には救世主になりそうです。
Baseus S1 Proは高品質コーデックとしてはAACに対応しており、上記はAAC対応のiPhoneで聞いた感想です。
AACに対応していないAndroid端末などでは、音質が多少落ちてしまうと思われます。
メリット②:ANC・外音取り込み機能が便利
Baseus S1 ProはANC・外音取り込み機能ともに実用的なレベルで便利です。
ANCは体感4〜5割カットという印象で、ちょっと弱めな感じもしますが、ANCイヤホンにありがちなホワイトノイズがなく自然なため、個人的には気に入っています。
特に驚いたのが外音取り込み機能で、声はもちろん、環境音を物凄く拾うため、通常聞こえないような音までガンガン入ってきます。
人によっては少し気持ち悪くなる感じがするかもしれませんが、安全面への配慮は抜群なので、外で使うのにはかなり便利です。
メリット③:軽くて長時間使える
Baseus S1 Proはイヤホン本体がかなり軽いので、長時間着けていても苦にならないのが嬉しいポイントです。
片耳3.6gというのはワイヤレスイヤホンの中ではかなり軽く、似たような形状(うどん型)のワイヤレスイヤホンと比較すると以下の通りです。
イヤホン名 | 重量(片側) |
Baseus S1 Pro | 3.6g |
SOUNDPEATS Air3 | 4g |
Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro | 5g |
Apple AirPods Pro | 5.4g |
表を見ても分かる通り、軽さを売りにしているイヤホンでも4gを切るものは少ないです。
さらに、耳をすっぽりふさぐような形状ではないため、圧迫感がなく快適なのでおすすめです。
メリット④:タップ操作がしやすい・分かりやすい
Baseus S1 Proは、タッチセンサーの反応が良く操作しやすい上に、操作方法もシンプルなのですぐに覚えることができました。
操作のコツとしては、タッチセンサーエリアは狭めなので、頬や耳の周りに手を添えるとタップがしやすいです。
操作方法は曲送り・曲戻しがそれぞれ右側・左側を素早く3回タップという操作以外は、左右ともに全く同じなのが非常に分かりやすいです。
デメリット
次に、使ってみて残念だと思った点は以下の通りです。
- 細かいバッテリー残量が分からない
- ケースの作りに不便な点がある
それぞれ見ていきましょう。
デメリット①:細かいバッテリー残量が分からない
Baseus S1 Proの気になった点として、ケースのバッテリー残量を細かく把握することができません。
バッテリー残量を示すLEDインジケーターですが、バッテリー残量をランプの色で次のように把握します。
- バッテリー残量が21%以上:白ランプ点灯
- バッテリー残量が20%以下:赤ランプ点灯
- バッテリー残量が10%以下:赤ランプ点滅
これを見れば分かるとおり、21%〜100%までは全て「白ランプ点灯」となってしまうので、残量がざっくりとしか分かりません。
他社のワイヤレスイヤホンでは、ランプが4つで、25%刻みで点灯数が変わるというものが多く、こちらの形のほうが詳しく分かるので助かりますね。
デメリット②:ケースの作りに不便な点がある
バッテリー残量に続き、こちらもケース周りの話ですが、ケースに少し残念な点があります。
具体的には以下の通り。
- ケースが自立しない
- フタを開けた状態で置くとフタが閉まってしまう
ケースが自立しないという点には先にも述べましたが、ケースの底面に丸みがあるため、立てて置くことができず、横向きに置くしかありません。
立てて置けた方が省スペースにもなるし、見栄えも良くなると思うので少し残念です。
もう一つは、フタを開けた状態で置くと、机に押されてしまいフタが勝手に閉まるというという点です。
僕の場合は、すぐにイヤホンを収納できるようにフタを開けっぱなしでイヤホンを使うことが多いので、収納するたびにケースを手にとって、フタを開けないといけないのが少し面倒だと感じました。
Baseus S1 Proレビューまとめ
Baseus S1 Proの外観写真や特徴、メリット・デメリットまで詳しくレビューをしてきました。
まとめると、Baseus S1 Proは以下に当てはまる方におすすめです。
- 長時間イヤホンを使いたい
- ANC・外音取り込み機能を使い分けたい
- 重低音にはあまりこだわりがない
総合的に見て、価格の割にかなり高品質・高性能な完全ワイヤレスイヤホンという印象です。
今後どんどん人気が出てきそうですし、これからのBaseusのワイヤレスイヤホンにも注目したいと思わせてくれる製品でした。
気になった方は、ぜひ以下よりご購入ください。
Baseus S1 Proのレビュー記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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